ドラゴンゲート12日の博多スターレーン大会で行われた「KING OF GATE」決勝戦は、YAMATO(34)がビッグR清水(23)を下して初優勝。年間最大興行となる7月24日の神戸ワールド記念ホール大会でドリームゲート王者・鷹木信悟(33)への挑戦が決定した。パワーファイター・清水の猛攻に苦しめられたYAMATOだったが、20分過ぎにギャラリア(変型ドライバー)を決めて反撃に出る。それでも止まらない清水に投げ捨て式ジャーマン3連発を浴びながらも、必殺の砲丸投げスラムだけは執念で阻止。最後は得意の腕ひしぎ逆十字固めで激闘に終止符を打った。

 出場24選手の頂点に立ったYAMATOは、5月に極悪軍・ヴェルセルクを追放された因縁もある鷹木に挑戦をアピール。リーグ戦公式戦での勝利を理由にタイトル戦を拒否した王者に対し「俺は個人的にそのドリームゲートとキング・オブ・ゲート、同格だと思ってるぞ。もしドリームゲートの方が格上だというならそれを自分で証明してみろ」と挑発した。

 受けた鷹木は不意打ちのパンピングボンバー(首折り弾)でYAMATOをなぎ倒すと「覇者とやると決めていた。YAMATOだったら願ったりかなったりだ」と態度を一変させ受諾。神戸決戦は、宿命のライバル対決となった。