12日に東京ドームシティホールで行われた「REAL5」のメーンでスーパーライト級王座決定トーナメント決勝戦が行われ、ブラジルのホベルト・サトシ・ソウザ(26)がZUZU(37=米国)を下して初代王者に輝いた。

 下馬評通り、圧巻の勝利だった。開始から試合を有利に運んだソウザは得意のグラウンドでZUZUを捕獲。わずか1分54秒、腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちしてベルトを手にした。REAL関係者が「今は知る人ぞ知るという選手だが、うちの看板選手」と胸を張る逸材だ。この日観戦に訪れていたDEEPの佐伯繁代表(46)も「メチャメチャ強いですよ。注目しておいたほうがいい。兄もいて、こちらも相当強い。2人ともイケメンですしねえ」とその実力に太鼓判を押した。

 兄とはREALウエルター級王者のマルコス・ヨシオ・ソウザ。兄弟で王者となったソウザは「ベルトが私の夢だった。もっと練習して世界に私の力を見せたい」とキッパリ。ブラジルの最強兄弟が、格闘技界の台風の目になりそうだ。