
超戦闘プロレスFMWは7日に会見を行い、21日の後楽園ホール大会でダンプ松本(55)対ミス・モンゴル(年齢非公表)のノーロープ有刺鉄線デスマッチを行うと発表した。
同大会では大仁田厚(58)率いるFMW連合軍が、船木誠勝(47)らのUWF連合軍とノーロープ有刺鉄線デスマッチ3試合で全面対抗戦を行う。ここに残酷な“花”が添えられた格好だ。
「どんなルールだって構わない。だけどモンゴルはヒールとして中途半端なんだよ。10年前に比べれば試合は上手になったけど、ヒールとしては全然ダメ。負けたらモンゴル軍は解散。極悪同盟に入れ。分かったな!」とダンプは竹刀でモンゴルを威嚇すると、さっさと会見場を後にした。
所用のためこの日の会見を欠席した大仁田は、FMWスタッフから電話で報告を受けるや即ゴーサイン。モンゴルが負ければ、弟子のミス・コハルとともに極悪同盟入りするという過酷な条件が正式決定した。
一昨年には人気芸人の東京03・豊本明長(41)と結婚して話題になったモンゴルだが「(FMWでのダンプ戦は)今回が3度目になりますが、まだ一度も形を残せていない。こんな条件が決まった以上、キチンと結果を出さなければ」とさすがに緊張を隠せなかった。
女子によるノーロープ有刺鉄線デスマッチシングル戦を初めて行ったのもFMW(1995年12月の工藤めぐみ対シャーク土屋戦)。FMWマットでは97年を最後に女子の有刺鉄線シングル戦は封印されており、今回は実に19年ぶりの実現となる。負ければ敵軍入りという十字架を背負ったモンゴルにとっては、大流血必至の過酷マッチとなりそうだ。