大阪大会欠場の棚橋に負傷させたケニーが「セミリタイアしろ!」

2016年06月04日 16時00分

ケニー(左)から蹴りを浴びた棚橋

 左肩剥離骨折と二頭筋断裂で欠場中の新日本プロレス・棚橋弘至(39)が3日、19日の大阪城ホール大会も欠場すると発表した。同大会ではIWGPインターコンチネンタル王者ケニー・オメガ(32)への挑戦が決まっていたが、無念のドクターストップ。激動が続く2016年の新日プロは、上半期最大の大一番でも「エース不在」という緊急事態に見舞われた。

 

 棚橋は5月の後楽園大会でケニー率いる「バレットクラブ」の暴行を受け左肩を負傷。シリーズを欠場し、大阪城決戦での復帰を目指していた。

 

 だが、その願いはかなわなかった。3日の後楽園大会に姿を現した棚橋は「昨日の診断で、全治2か月。左腕に力が入らなくて、大阪大会を欠場することになりました。全力で治療して、完璧に治して帰ってきます」とあいさつ。無念のドクターストップにより、今後は「G1クライマックス」(7月18日、札幌で開幕)での復帰を目指すことになった。ただ、現時点で全治2か月ではG1出場も危ぶまれる。棚橋は「ギリギリですね。人より回復は早いほうなので。何とかします」と声を振り絞った。

 

 大阪城決戦でのIC戦にはマイケル・エルガン(29)が代打挑戦に名乗りを上げたが、現段階では未定。棚橋も「本当に残念。タイトルマッチが決まってて欠場という経験はないので」と、責任を痛感せざるを得ない。今年に入って中邑真輔、AJスタイルズら主力選手の離脱に見舞われ激動続きの新日プロが、上半期最大の大一番までエース不在で臨まなければならなくなったからだ。

 

 実際に棚橋には手厳しい声が浴びせられた。挑戦を受けるはずだったケニーからは「第三者の厳しい目で見て本当にがっかりだ。俺が100%だと思うか? 俺がケガをしていないと思うか? 負担が大きかったのは棚橋だけじゃない。本当のエースは大事な試合は欠場しないし、いくらバカなファンでも本当のエースが棚橋じゃないと分かるはずだ。G1も出なくていいし、これを機にセミリタイアしたらいい」と屈辱勧告を受けた。

 

 負傷させた張本人であるケニーの発言には理不尽な部分もあるが…棚橋は「まあ…その通りですよね」と臥薪嘗胆の思いで受け止めた。もちろん、このままでは終われない。「肉体的にも精神的にも研ぎ澄まして帰ってきます」と復活を誓う。真夏の祭典で再び昇る太陽となるべく、光より早い回復が望まれる。