紫雷イオ世界制覇へ!各国で防衛戦構想

2016年06月02日 16時00分

欧州遠征では新設されたSWA世界王座を獲得した

 女子プロレス「スターダム」のワールド・オブ・スターダム王者、紫雷イオ(26)が1日、世界制覇の野望を明かした。5月の欧州遠征では新設されたSWA世界王座を獲得。シングル2冠、タッグ、6人タッグの4冠王者になった。今後はSWA王座を武器に、世界各国で防衛戦を行う方針。グラマラスな体を削りながらも、過酷な防衛ロードを突き進む。

 

 イオにとって初の欧州遠征(現地時間5月20日~22日)は、デビュー10年目となるレスラー人生のクライマックスとなった。20日のフランス大会ではワールド・オブ・スターダム王座V5を達成。21日のスペイン大会では、新たにプロモーション協会として発足したスターダム・ワールド・アソシエーション(SWA)の初代世界シングル王座決定トーナメントに日本代表として出場。9か国の強豪に囲まれながらも見事に優勝した。

 

「ハードスケジュールでしたが、価値ある遠征でした。これで世界征服が現実味を帯びてきました」。22日の英国大会で初防衛を果たして堂々帰国すると、4日のスターダム大阪大会ではポルトガルの強豪・シャナ(33)とのV2戦が緊急決定した。まさに寝る間もないハードスケジュールだ。

 

「王者が日本人の私なら、日本人は挑戦できないベルトにしたい。このベルトを持ってプロレス未開の国にも行きたいし、各国の強豪をブチ倒す」とスターダム王座防衛戦と並行して、外国人選手とはSWAの防衛戦を重ねていく方針だ。「一番行きたいのはハワイ♡」という乙女心はさておいて、さっそく英国などから防衛戦のオファーが届いている。

 

 一方で4冠王者として防衛戦が続き、肉体的にも精神的にも疲労はピークに達している。しかも若手選手が急台頭し、鬼社長のロッシー小川氏は嫌がらせのように強豪外国人選手を毎シリーズ来日させているため、エースの座を脅かされている状況だ。「油断したら淘汰される」という恐怖感から肌は荒れ、内臓にもダメージが及んでいるという。

 

 それでも「守るものがあるので、どこが痛いとか言ってられない。4本もベルトを持っているし、全試合でメーンをやる覚悟がある」と悲壮な決意を明かすイオ。昨年度の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞女子プロレス大賞を獲得した“天空の逸女”は2016年下半期、世界の女子プロ界の顔役となる。