全日本プロレスは17日、横浜市内の事務所で会見し、25日の東京・後楽園ホール大会で激突する世界ジュニアヘビー級王者・青木篤志(38)と挑戦者・竹田誠志(30)が出席した。

 これが同王座初挑戦となる竹田は「全日本の大半のファンが、俺のことをデスマッチだけの頭のおかしいヤツと思っていると思うのでひっくり返す。まだ開けてない引き出しがある。かませ犬にはならない」と自信をみなぎらせた。

 2013年には「デスマッチトーナメント」で優勝するなど、竹田はデスマッチファイターとして知られる。そのため戴冠後のプランにブレはなく「どうせなら自分にしかできないことをやりたい。大日本とか、デスマッチのリングにこのベルトを巻き込んでやろうかなという気持ちがある」と豪語した。

 一方、王者は「デスマッチ以外にも注目していた。もともとしっかりとしたベースを持っているし」と警戒心を強める。竹田はレスリング経験者で、総合格闘技戦に出場したこともあるからだ。

 それでも「俺はこのスタイル一本でやってきた自信がある。彼には魅力を好きに出してもらい、自分のスタイルを崩さず勝てればいい」と話し、決戦に向けて集中力を高めた。