まさか…。女子プロレス「シードリング」の世志琥(22)が16日、人生初の襲撃を受けた。

 18日の後楽園ホール大会では高橋奈七永(37)と組み、中島安里紗(27)、山下りな(27)組と対戦。この日は神奈川・川崎市内の道場で最終調整を行っていた。その時だ。背後から人影が忍び寄ったかと思うと突如、柔軟体操中だった世志琥と高橋に襲いかかった。

“女テロリスト”の正体は山下だ。「邪魔や!」と極太を蹴散らすと、手にした刺股で世志琥を執拗にいたぶった。同じく刺股を武器にしていたノアのマイバッハ谷口と関連性はないようだが…。

 不意打ちを食らった世志琥はなすすべもなく、まるでロールケーキのようにマットに巻かれ「戦える日を待ってたんや! あんたの相手は(世志琥との対戦を熱望する)彩羽匠でもSareeeでもない。あたいだけ見とき!」と捨てゼリフを吐かれる始末。山下といえば2013年11月のデビュー前から世志琥との対戦を思い続けてきた。その“独占欲”から我を忘れ、蛮行に走らせたようだ。

 一方の世志琥は「ううっ」とうめき声を上げ、逃げ去る姿を視界に入れることしかできなかった。“ケンカ400戦無敗”とうたわれた元ヤンキー娘が受けた精神的ダメージは計り知れない。