ゼロワンの弾丸男・田中将斗(43)が12日、初出場となるメキシコマット制圧を誓った。

 現地のビール会社「ビクトリア」主催で開催される「ルチャリブレW杯2016」(6月3日=プエブラ市、5日=メキシコ市)の一部出場チームがこの日発表され、日本代表として田中、元横綱曙(47)、日高郁人(43)の3人が「王道&ゼロワン」チームで出場することになった。

 昨年に続く2回目の開催で、世界各国から8チームが参加。6人タッグのトーナメントで覇を競い合う。田中は「メキシコに行くのは初めてだから緊張するけど、このチームはバランスが取れている。横綱の大きさとパワーを生かせばどんなチームがきても大丈夫」と胸を張った。

 曙は2012年5月と昨年5月の2度、ウルティモ・ドラゴンが主催する「ドラゴマニア」に出場。ルチャの総本山であるアレナ・メヒコ(メキシコ市)で大暴れを見せており、田中によれば「横綱はメキシコを知り尽くしている」という。自分は“司令塔”となり曙の破壊力をフル活用。W杯制覇を狙うつもりだ。

 一方、日本からは丸藤正道、マイバッハ谷口、石森太二組のノアチームも出場が決定。田中は「勝ち上がって日本対日本の対戦が現地でどういう反応を呼ぶのか楽しみ。インパクトでも負けたくない」と敵対心をムキ出しにした。

 また4チームが参加する女子W杯も同時に開催され、日本代表としてアジャ・コング、宮崎有妃、夏すみれ組の出場が発表された。