【レスリングどんたく】内藤が30分超死闘制しIWGP初防衛 V2戦はオカダ決定的

2016年05月04日 00時00分

王者・内藤(右)への挑戦に名乗りを挙げるオカダ

 新日本プロレス「レスリングどんたく2016」は3日、福岡国際センターで行われ、IWGPヘビー級王者・内藤哲也(33)が石井智宏(40)の挑戦を退けて初防衛に成功した。試合後は前王者オカダ・カズチカ(28)が挑戦を表明。6・19大阪城ホール大会でのV2戦が決定的となった。

 

「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」を率いる新日プロ新時代の旗手が、その実力を証明した。デビュー20年目にしてIWGP初挑戦となった石井の右ヒザ集中砲火に対し、要所でセコンドを介入させて主導権を渡さない。

 

 20分過ぎに制御不能軍がリングサイドから追放され1対1の状況になると、試合は壮絶な展開になってくる。内藤は石井が繰り出したリバース垂直落下式ブレーンバスターで、恐ろしい角度で頭からマットに突き刺さりながらも、執念で3カウントは許さない。

 

 おきて破りの垂直落下式ブレーンバスターで反撃に出ると、打撃戦からフライングフォーアームを発射。最後は必殺のデスティーノで、実に30分超の死闘を制してみせた。

 

 初防衛に成功した内藤に、余韻に浸っている時間はなかった。試合後のリング上には、4月の両国国技館大会でベルトを奪われた前王者オカダが現れて、リマッチをアピール。上半期最大のビッグマッチ6・19大阪城決戦でのV2戦が浮上した。

 

 それでも王者のマイペースぶりは相変わらずだ。マイクを握った内藤は「木谷(高明)オーナー、この会場の雰囲気を自分の耳で確認したほうがいいんじゃない? 次の防衛戦、ぜひ会場に来ていただきたい。あなたの目で、耳で会場の反応を確認してください」と、この日の会場に不在だった〝天敵〟木谷オーナーに憎まれ口。

 

 さらには「オカダが早速挑戦表明をしました…が、俺から一つアドバイスをしてあげたい。オカダ! トランキーロ! あっせんなよ!」と、次期挑戦者を挑発する余裕をのぞかせた。

 

 激動の2016年の新日プロで新たな景色を作り上げた内藤。文字通り「制御不能」の勢いは加速する一方だ。