新日本プロレス「レスリングどんたく2016」(3日、福岡国際センター)で、IWGPインターコンチネンタル王者ケニー・オメガ(32)が、棚橋弘至(39)の挑戦表明に対し「ラダーマッチ(天井からつるしたベルトを、はしごを利用し争奪するルール)」での対決を要求。6・19大阪城決戦でのV2戦が急浮上した。

 ケニーは4・27福岡大会でマイケル・エルガン(29)を破りV1に成功。直後に棚橋が次期挑戦者に名乗りを上げたが、これを拒否していた。

 この日の大会ではマット・ジャクソン、ニック・ジャクソンとのトリオで棚橋、エルガン、ヨシタツ組が持つNEVER無差別級6人タッグ王座を強奪。勢いに乗る王者は、再度IC挑戦をアピールした棚橋に対し「俺とリマッチがしたいのか? ラダーマッチならば、その答えはイエスだ」と条件を提示。棚橋もこれを受諾し、新日プロ史上初のラダー王座戦での激突が濃厚となった。

 ちなみに棚橋が2007年5月の「レッスルランド」で、中西学と「現場監督の象徴・白いねじりハチマキ」をかけてラダーマッチを行い、敗れた過去を覚えている人間はどのくらいいるだろうか…。