元ゼロワンの崔領二(35)が、IGFの“乗っ取り”を宣言した。

 崔は27日、都内のIGF事務所で行われた「GENOME36」(5月29日、エディオンアリーナ大阪)の参戦選手発表会見に出席。同席した飯伏幸太(33)、船木誠勝らがそれぞれ意気込みを語る中で一人、爆弾投下だ。崔は「IGFって名勝負が思い浮かばない。それは名勝負がないから」と毒舌を展開。鈴川真一(32)らIGFのレスラー勢についても「死ぬ気でやってない。努力が足りない。しょっぱい」とこき下ろした。

 その上で突如「ボクがIGFを変える。そのためにIGFの代表、社長をやります」とトップ就任を勝手に宣言だ。もちろんIGFサイドからの要請はなく、完全な暴走発言。「IGFは、ボクが代表、すなわち社長をやったほうが絶対に良くなる。IGFはスタッフも素晴らしいし、選手も能力が高い。それなのにイマイチ。解決策は簡単なんです。ひと言、“基本に忠実”。指導者だったり、試合順だったり、会場だったり、選手の光らせ方だったりボクならば根本から変えられます。(IGF総帥の)猪木さんに直談判します」

 参戦前から毒舌連発の上、フロントトップ取りを宣言。IGF側の反感を買うのは確実だが、巨大すぎる野望をどうやって達成するつもりなのか。