旗揚げ17周年を迎えた大阪プロレスの阪上雄司代表取締役会長らが28日、大阪市内の熊本県大阪事務所を訪れ、熊本地震の被災者へ100万円の義援金を贈った。

 兵庫・西宮市出身で阪神大震災を経験した阪上会長は「私も自宅が半壊しましたし、経験者としては余震が続くのが怖い。物資が不足しているとも聞いている。できることは何でもさせていただくので、頑張っていただきたい」と話し、熊本県大阪事務所の吉永明彦所長に義援金を手渡した。

 29日に行われる「大阪プロレス旗揚げ17周年記念大会~前進~(大阪市立大淀コミュニティセンター)」でも募金箱を設置し義援金を募る予定。阪上会長は「関西のエンターテインメントとして、物産展のお手伝いなど復興の次のステップになるような方法も考えていきたい」と協力を約束した。

 同席したキャラメルボーイは熊本市出身。幸いにも、親族や知人に大きな被害はなかったそうだが「リング上で元気なファイトを熊本に届けていくしかない。一日も早い復興を願っている」と地元にエールを送った。