格闘技イベント「RIZIN.1」(17日、愛知・日本ガイシホール)のダブルグラップリングバウトで桜庭和志(46)、所英男(38)組と対戦する田村潔司(46)、ヴァンダレイ・シウバ(39)が10日、川崎市の「U―FILE CAMP 登戸」で公開練習を行った。

 シウバは、まず練習パートナーのアンドレ・ジダ(32)を相手にヒザ蹴りや踏みつけなど打撃の練習を公開。激しい動きを見せて、田村を「やるのはグラップリングなのに…」と驚かせた。シウバがひと通り汗を流した後、田村もリングインしてグラップリングのスパーリングやタッチの練習を行った。

 練習後、シウバは「田村は真の戦士。同じチームでできるのは光栄。所はリングの外に投げてやるよ」とニヤリ。今後に向けては「9月に(RIZINに)戻ってきて正式にMMAをするので楽しみ。RIZINを世界一のイベントにしたい。できれば、ヒョードルと戦いたいね」と話した。

 田村は「心配なのはシウバが先に出て、15分全部戦っちゃわないかということ」と苦笑い。さらに今後について「グラップリングで世界タッグリーグをやるのも面白いですね」と提案した。