21日のDDT東京・両国国技館大会でタレントのLiLiCo(45)との遺恨対決に臨む赤井沙希(29)が15日、「緊急女子力アップ特訓」を敢行した。女装外国人レディビアード(5=自称)、大石真翔(37)との「カワイイコネクション」で決戦に臨む赤井は、東京・原宿の「KAWAII MONSTER CAFE」で最先端の「カワイイ」を徹底研究。女盛りのはずが、異常なまでに女子力向上にこだわる理由とは?
赤井、ビアード、大石の「カワイイコネクション」は両国大会でLiLiCo、梅田公太(20)、渡瀬瑞基(25)組と6人タッグで対戦する。決戦を直前に控えた3人はこの日、緊急特訓として都内のカフェ「KAWAII――」を訪れた。
同店は店内からメニューまで全てがカラフルでポップな原宿の新名所。「KAWAII」を超えた「BEYOND THE KAWAII」を提案しており、海外からも注目を集めている。
独特の空間に女心をくすぐられた赤井は大はしゃぎ。3人仲良くパフェをパクついただけでは飽き足らず、同店のビジュアルアイコンとして働く「モンスターガール」にメークを教わるなど貪欲に「KAWAII」研究にいそしんだ。
どう見ても3人で遊んでいるようにしか見えない一連の行動が、一体プロレスで何の役に立つというのか? パートナーの大石は「強いとかそういうのはレスラーとして当たり前。ですがカワイイというのは自己鍛錬のたまものなんです。つまりカワイイを追求したところにこそ鍛錬の到達地点があるのです」と説明。
はっきり言って意味がさっぱり分からないが…赤井がかわいさ、つまり女子力の向上にこだわるのは理由がある。16歳も年上のLiLiCoから「ババア」呼ばわりされた上に、渡瀬からは「馬に似ている」と失礼な指摘も受けた。揚げ句の果てには「ニューハーフ疑惑」をかけられる始末で、女性として最大級の屈辱を受けた。
2013年8月の鮮烈デビューからタレントと二足のわらじを履き「美と強さ」を追求してきた赤井が外見でおとしめられる日が来るとは…プロレス界の「慣れ」はやはり恐ろしい。
しかし赤井は「誰がニューハーフやねん…。でもボロカスに言われてしまっても許されるスキが自分にあるのかなと思います。お、おさぼりしていたのかもしれません…」とポツリ。この2年半の間に、いつしか女を磨くことをおろそかにしたと反省し「女子力向上」を現在の最大の課題にしていたのだ。
特訓を終えた赤井は「すっごく刺激的でした! 今ならKAWAIIの向こう側に行けそうな気がします!」と少し過剰なまでに自信を回復。美しく勝つ。デビューの地・両国で原点に戻る赤井が、LiLiCoにプロレス界の先輩としての意地を見せつける。
【KAWAII MONSTER CAFE】住所:東京都渋谷区神宮前4丁目31―10 YMスクエア 4F/電話番号:03―5413―6142