元横綱曙(46)が13日、W‐1後楽園ホール大会に出場し、浜亮太(36)との名コンビ「SMOP」を約2年9か月ぶりに再結成した。

 2013年6月30日の全日本プロレス両国国技館大会の6人タッグ戦で組んでからは団体の分裂騒動があったため疎遠になっていた2人の巨漢。この日は「SMOP」の文字が入った当時のコスチュームを着用して臨んだ。

 序盤はサンドイッチ攻撃を誤爆するなどしたが、徐々にチームワークは向上。熊ゴローに狙いを定めると、串刺し攻撃で畳み掛ける。最後は自軍の武藤敬司(53)が閃光魔術弾を決めると、曙がランニングボディープレスで勝利を飾った。

 武藤から「横綱に連れられてアドレナリンが出たよ」と言われた曙は「(浜と)久々に組めて楽しかった」と笑顔を見せた。2月には「右下腿蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と「右足底皮膚潰瘍」で入院したが、試合勘も取り戻しつつあるようだ。

 4月20日には新団体「王道」の旗揚げ戦(後楽園)が控えており、メーンの6人タッグ戦で再びSMOPを結成する(曙、浜、太陽ケア組VS田中将斗、岡林裕二、関本大介組)。「4月20日に組むので今日はいいバロメーターになった。これからもっと調子を上げないと」と話すと、浜は「前だけを見て頑張ります。SMOPは解散しません!」と誓った。