洋央紀 オカダからの「CHAOS」勧誘を一刀両断

2016年03月10日 16時00分

後藤(左)は連日握手を求めてくるオカダを一刀両断

 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」で4度目の優勝を狙う後藤洋央紀(36)が9日、IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)に対して“退場処分”を命じた。荒武者はNJC期間中も続くオカダからのユニット「CHAOS」への勧誘を一刀両断。同じくNJCベスト4に残った内藤哲也(33)には「滝行」を批判されたが、妙に真摯な反応を示しつつ、どん底からの早期復活Vに自信をみなぎらせた。

 

 IWGP王座戦8連敗のどん底から臨んだNJCで、後藤は決勝大会(12日、青森)に進出。必殺の昇天・改こそ1、2回戦とも不発ながら「あれよあれよと勝ち抜いた感じ。とにかく今の俺には相手がどうとか関係ない。やるしかないんだ」と復調の兆しを見せている。

 

 まさしく無の境地を地でいくが、周囲は騒がしい。2回戦(4日、後楽園)勝利後のリング上にはオカダが登場し、CHAOSに再び勧誘。8日の長野大会、さらにはこの日の栃木大会でも握手を求められている。これを一貫して無視する後藤は「毎日毎日…正直うっとうしいね。俺は今NJCに集中しているんだよ」と吐き捨てた。

 

 その理由は明白だ。NJC優勝者には主要3王座への挑戦選択権が与えられる。「今さら他のベルトってわけにいかない」と明言する後藤の狙いはIWGP一本。その場合は対戦相手となるオカダとの共闘など現段階で考えられるわけもない。

 

 実際、昨年のG1クライマックス期間中にオカダは天龍源一郎(66)から引退試合の相手に指名されたが「G1期間中ですからそれどころじゃありません」と一蹴した。オカダ自身のポリシーに照らし合わせても、NJC期間中に出場選手でもない外野が口を挟むのはご法度。“部外者”は黙っていろというわけだ。

 

 最近は何かとチャチャを入れられる後藤は、同じく4強戦士の内藤からもNJC前の滝行を「ちょっと滝に打たれたくらいでもう吹っ切れたって、どんだけ浅い悩みだったの?」とやゆされた。だが、これにも「その通り。滝に打たれて思ったよ。俺の悩みなんてちっぽけなものだったと…」と真摯に回答。そもそも俗世の悩みにとらわれないために大自然に触れるのが滝行の本質なので、特訓は無駄ではなかったと主張した。

 

 いずれにせよ、一時のスランプからは完全に立ち直った様子。史上最多3度の優勝を誇るNJCが復活の舞台となる。