“炎の飛龍”藤波辰爾(62)率いる「ドラディション」が24日、都内で会見し、3月29日の東京・後楽園ホール大会の全カードを発表。藤波はヒロ斎藤(54)を従えて全日本プロレスの秋山準(46)、青柳優馬(20)組と対戦する。

 藤波は初対決となる秋山について「いつかは、と待ち望んでいた。遅すぎたというか、もっと早くやりたかった気持ちがある。シングルと同じような気持ちで対戦したい」と、かねて希望していたカードの実現に喜びを隠せない。

 藤波にとって、まさに特別な相手だ。秋山の師匠でもある故ジャンボ鶴田さんとはかつて対戦の機運が高まりながらも、実現には至らなかった。秋山は鶴田さん直伝のジャンピングニーを武器にしており「リング上でそういった技が出た時、どういった感じで自分が感じるのか。それも楽しみ」と心待ちにした。

 一方、最近は他団体からの参戦オファーを断り続けてきた秋山は「藤波さんからのオファーを断ることなどない。大先輩でレジェンドではありますが、リング上は勝負なので遠慮なくいかせてもらいます」と話した。