WWEと正式契約を結んだと発表した中邑真輔(35)が22日、新日本プロレスとDDTを退団する飯伏幸太(33)にエールを送った。

 都内で会見を開いた飯伏は、新日プロとDDTを2月限りで退団すると発表し、3月から「飯伏プロレス研究所(仮)」を立ち上げ、事実上のフリー選手として活動。長期欠場からの復帰戦及びフリー初戦として3月21日のDDT両国国技館大会に参戦する。両国大会後の活動については未定だが「怪しい動きをしていきたい。別にDDTとも新日本とも(関係が)切れたわけではないので、今後も出れるならどんどん出て行きたいし、いつでもまた見れると思います」と話した。

 一方で、2013年のG1公式戦で東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞ベストバウトを獲得した中邑と飯伏の会見が同日に行われるのは何の因果か…。

 飯伏の決断は今月に入ってからのもの。中邑は1月末に飯伏と“密会”しているが、今回の事態を知らされていなかった。それでも中邑は「まあ、お前の人生だ。じっとしてるよりはいいんじゃないの?」とエール。「(活動を)日本だけって考えると、自由になりたかったのかなとも思う。舞台を日本に限らずって考えるなら広げることもできる。いつでも連絡してよ」とも語った。

 飯伏自身は海外志向が強くないが、中邑が契約したWWEは継続的に優秀な日本人レスラーを探している。7月からは「グローバル・クルーザー級(約93キロ未満)シリーズ」開催も発表されており、飯伏はうってつけの人材にも見えるが、果たして――。