<新日本プロレス新潟・アオーレ長岡大会(14日)>IWGPタッグ王者の真壁刀義(43)、本間朋晃(39)組はカール・アンダーソン(36)、ドク・ギャローズ(32)組の挑戦を退けて初防衛に成功した。

 1月4日東京ドーム大会でベルトを奪った前王者組との再戦は、10分過ぎから本間が集中砲火を浴びてピンチに。真壁はダブルラリアートで救出すると、相棒に張り手を連打してカツを入れた。これで復活した雑草コンビはアンダーソンにこけしインパクトを決め、最後は真壁のキングコングニードロップから本間のこけしにつなぎ逆転勝利を飾った。

 試合後はバレットクラブのタマ・トンガが新メンバーと組んでの挑戦を要求。真壁は「こちとらまぐれでベルト持ってるわけじゃねえんだ。誰でもいいぜ、挑戦してこい」と受諾した。

 一方、アンダーソン組はタッグ王座戦2連敗。先月から2人は米国・WWEへの移籍がささやかれている。試合後はリング上で深々と礼をして会場を後にした。王座に返り咲いて新日プロに残留する意向を本紙に明かしていたが、この日の敗北で去就問題が再燃しそうな気配だ。