柴田NEVER初防衛へ「違うアプローチで風穴を開ける」

2016年02月09日 16時00分

激しい打撃戦を展開する柴田(右)と石井

 新日本プロレスのNEVER無差別級王座戦(11日、エディオンアリーナ大阪)へ向け、王者の柴田勝頼(36)が8日、思いを明かした。1月4日東京ドーム大会の再戦となるが、中邑真輔(35)の退団を受けて決意を新たにしている。

 

 1・4東京ドームでシングル王座初戴冠を果たした柴田だが、歓喜の余韻はみじんもない。

 

「まだ王者としての自覚はないというか、今でも入場のとき、ベルトを忘れそうになるし。去年のこともあったし、小躍りしてられない。リマッチまで含めてタイトルマッチと思ってるんで」。昨年の1・4東京ドームでも後藤洋央紀(36)とIWGPタッグ王座を獲得しながら、V1戦で前王者組との再戦で敗れ王座陥落。同じ轍を踏まないためにも、勝ってかぶとの緒を締めた。

 

 ダイレクトリマッチの連発で停滞しがちの王座戦線とは打って変わり、新日プロはトップ選手が相次ぎ離脱し団体として転換期を迎えた。とりわけ、かつてはともに「新闘魂三銃士」と称されたライバル・中邑の退団には、柴田にも複雑な思いがあるのは間違いない。

 

 とはいえ、感傷に浸っている時間はない。柴田は「今シリーズのことだけど、会場のVTRとかで中邑の入場曲を聞いただけで懐かしいくらいに思える。そのくらいどんどん(時が)進んでいくのだと思う。立ち止まったら置いていかれますよ、この流れ」と言い切る。「中邑であいた穴があるとしたなら、俺は違うアプローチで風穴を開けたい」と新たな決意で暴れまわる覚悟だ。

 

 8日の山形大会でも前哨戦で挑戦者の石井智宏(40)と激しい打撃戦を展開。NEVER王者として迎えた激動の2016年は、柴田にとって真価の問われる一年となりそうだ。