ノアの中嶋勝彦(27)が7日、“2・11後楽園”での飛躍を誓った。

 11日の東京・後楽園ホール大会では丸藤正道(36)と組み、GHCヘビー級王者の杉浦貴(45)、鈴木みのる(47)組と対戦する。杉浦への次期挑戦を狙う中嶋は「大勝負が始まる日。いい流れをここでつくって24日の鈴木みのる戦(後楽園)につなげて、シングルのベルトに向けた本当のスタートを切りたい」と表情を引き締めた。

 自信もある。2・11は特別な日なのだ。昨年7月まで在籍したダイヤモンドリング(旧健介オフィス)では、同日に後楽園大会を開催するのが恒例で、中嶋もいろいろなレスラーと対戦し、経験を積んできた。2009年はKENTA(34=現ヒデオ・イタミ)を破り、GHCジュニアヘビー級王座を初戴冠。12年はドラゴンゲートの現オープン・ザ・ドリームゲート王者、鷹木信悟(33)にも勝利した。

 何より、佐々木健介(49)から初勝利を挙げ、師匠超えを果たしたのも2年前のこの日だった。「思い入れがある日ですね。自分が成長できた日だし、結果が伴って運気がいい日でもある。今年も結果につなげて、いい日になれば。団体の歴史を変えるきっかけにしたい」(中嶋)

 ノア所属で初めて迎える運命の決戦日に新たな2・11伝説をつくる。