邪道・大仁田厚(58)が1日、胆のう全摘手術を受けて欠場中の長与千種(51)と保持する初代爆破王タッグ王座を返上した。

 大仁田は21日「超花火プロレス」神戸大会での爆破王シングル王座挑戦に向け、3代目王者のTARU(51)と都内で会見。大仁田にとってはノドから手が出るほど欲しいベルトとあって、TARUは不敵な条件を出してきた。

 まず試合形式はTARUが考案した「発破ルール」(詳細は後日発表)を採用。さらには「試合に出られないレスラー(長与)とベルトを持っていてもしゃあない。返上してもらわな」と強要した。

 すると大仁田は笑みすら浮かべて「TARUさんも、たまにはいいこと言いますね。オレも迷っていた。TARUさんが決定してくれたので、素直に返上する」とスンナリ条件を受け入れた。海千山千の邪道が何かたくらんでいる可能性も十分あるが…。

 直前の17日にはクライシス興行の新木場大会で“前哨戦”も決まっている。「立てないぐらいボコボコにしたる」(TARU)、「こっちは電流爆破バットを持ち込むかも」(大仁田)と、早くも王座戦へ向け駆け引きを始めていた。