中邑 新日ラストマッチで完全燃焼誓う

2016年01月30日 16時00分

中邑は笑顔で大歓声に応えた

 新日本プロレスの中邑真輔(35)が29日、所属ラストマッチ(30日、東京・後楽園ホール)にかける思いを激白した。前日28日(現地時間27日)に米国WWEが4月1日の参戦を“フライング発表”したが、中邑は現段階での契約を否定した上で雑音をシャットアウト。万感の思いを胸に、壮行試合で完全燃焼することを誓った。

 

 新日プロの新シリーズはこの日の所沢大会で開幕。31日付で退団する中邑にとっては「ラスト前」の試合となった。メーンの8人タッグマッチでは勝利こそ逃したものの独特のムーブで観衆を魅了。試合後「シンスケ」コールを浴びながらリング四方に頭を下げると、最後は「イヤァオ!」の大合唱で大会を締めた。

 

 これで新日マットで残すはついにあと1試合となった。30日後楽園大会での壮行試合(中邑、オカダ・カズチカ、石井智宏組VS棚橋弘至、柴田勝頼、後藤洋央紀)に臨む。

 

 前日のNXT大会中には「テイクオーバー」(4月1日、テキサス州ダラス)に参戦してサミ・ゼインと対戦することが発表された。会場にビデオメッセージも送っていた中邑だが「何のことでしょう、ヘへへ。まだ(2月1日以降は)どことも契約していない状態なので」と、正式契約は否定。今後については2月上旬に渡米しメディカルチェックを受けると見られている。この“フライング発表”もWWEの期待の高さの表れと言えそうだ。

 

 もちろん新日プロ所属選手である限り、最後まで己の役目を全うすることが最優先だ。「それよりも本当に明日、ですね。自分としては一日一日をかみしめて平常心でやるつもりですけど、周りは感傷的になっちゃってますから」と、雑音を封じたうえでラストマッチに臨む覚悟を明かした。

 

 すでに対戦機会がなくなった真壁刀義、永田裕志、天山広吉らかつてのライバルからは激励の言葉を贈られた。退団発表時に新日プロのレスラーたちを「家族」「兄弟」と表現した中邑は「自分がそう感じていたように、同じように感じてくれていたのかな。レスラーらしい門出の祝い方をしてくれるよね」と刺激を受けたという。

 

「あと一つ。どんな感情が湧き上がるかは自分でも分からないですけど、最後まで中邑真輔は中邑真輔で」。日本プロレス界最高のカリスマが、セルリアンブルーのマットに最後の雄姿を刻み込む。