大仁田1年ぶりフォール負け…頭部に大ダメージ

2016年01月25日 16時00分

有刺鉄線ボードで大の字の大仁田

 24日の超戦闘プロレスFMW新木場大会でまさかの“惨事”が起こった。FMW認定世界ストリートファイト6人タッグ選手権で、邪道・大仁田厚(58)が約1年ぶりにフォール負けを喫したのだ。

 

 昨年12月22日の後楽園大会で初代王者になった大仁田、田中将斗、保坂秀樹のFMW軍は、W★INGモンスター軍(雷神矢口、W★ING金村、橋本友彦)との初防衛戦に臨んだ。ところが大仁田は序盤からペースを奪われる。矢口とイスでチャンバラ合戦を繰り広げた後は、頭を強打したせいか、動きは精彩を欠いた。

 

 何度も有刺鉄線ボードの餌食になると、最後は矢口に公認凶器のギターで脳天を打ち抜かれ、ラリアートで3カウントを奪われた。大仁田がフォールを取られたのは昨年1月23日の電流爆破デスマッチ(大阪)で髙山善廣に敗れて以来だ。しかも試合後はピクリとも動かず、会場は騒然となった。何とかセコンドの肩を借りてリングを下りたが、バックステージでも再び倒れこむほどダメージは深かった。

 

 1時間後にようやく会場を出た際、大仁田は「今年1年乗り切れるかどうか…。一度、検査をしようと思う」と悲壮感を漂わせながら口にした。爆弾を抱える両ヒザだけでなく、頭部にもダメージが蓄積していることは明らかで、近日中に精密検査を受ける方針だ。見送った田中が「まずは状態が心配」と声を落とせば、保坂は目に涙を浮かべ「負担をかけ過ぎた…」と悔やんだ。

 

 王座陥落以上にFMWが受けた衝撃は大きい。東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞最優秀タッグ賞を受賞したばかりの邪道が、またまたピンチに立たされた。