棚橋決意!中邑退団でも「新日には俺がいる」

2016年01月15日 10時00分

ライバルの退団で棚橋はエースのプライドをよみがえらせた

 新日本プロレスの棚橋弘至(39)が13日、終生のライバル・中邑真輔(35)の退団を受けての新たな決意を明かした。米国・WWE挑戦が確実視される中邑にエールを送る一方で、新日プロのさらなる飛躍と発展を誓う。「一対」の存在として中邑と新日プロを支え続けてきた棚橋のこれからの使命とは――。

 

 2005年1月4日東京ドーム大会での初対決から11年。終生のライバルの新日プロ退団に、棚橋は誰よりも特別な思いを抱いている。

 

 中邑は1月31日付で退団した後にWWE挑戦が有力になっている。棚橋は「一個人としては納得してます。中邑ってそんな生き方だったな、と。道を切り開いてく人間だから。言葉を送るとしたら?『イヤァオ!』ですかね。ハハッ」と独特のエールを送った。

 

 思い起こされるのは昨夏のG1決勝だ。棚橋とのライバル決戦に敗れた中邑は、試合後のリング上で珍しく握手を求めた。「今になって思えば、あの握手にもそういう思いが込められていたのかな」と振り返った。

 

 カリスマ的人気を誇った中邑の離脱は、新日プロにとって大打撃につながりかねない。それでも棚橋は「アイツは責任感が強いですから。『今なら(自分がいなくても)大丈夫』と思ったんでしょう。そう、大丈夫です。だって、俺がいるじゃん」と言い切った。

 

 4日の東京ドーム大会でIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)との頂上決戦に敗れたばかり。「0か100かの戦いで全部持っていかれた。抜け殻みたいな状況のタイミングで中邑(退団)。俺は『棚橋さん、まだまだお願いしますよ』って(エールと)とらえてますよ」と、失いかけたエースのプライドを再び呼び起こされたという。

 

 応援してばかりもいられない。「WWE=メジャーリーグ」の構図が定着してしまうと、今後、日本プロレス界のスターたちの“流出”が加速しかねないからだ。それだけに「新日本のリングが世界中のレスラーにとって夢の舞台にならないといけない。いや、俺がそうします」と改めて使命感を燃やした。

 

 日本のプロレスを世界に発信するべく海を渡る中邑と、新日プロを世界一にするために戦う棚橋。2人のライバルストーリーは、壮大なテーマとなって続いていく。