“浪速の筋肉獣”こと全日本プロレスのゼウス(33)が22日、自身がプロデュースする「レッスルドリーム」(12月23日、エディオンアリーナ大阪)で「全日本プロレス対元大阪プロレス」の全面対抗戦を開催することを明らかにした。

 2006年11月に大阪プロでデビューして現在は王道マットの主力選手として活躍するゼウスが、ボディガー(47)、ビリーケン・キッド(41)とともに動いて実現に至った同大会。大会収益の一部はネパールに小学校をつくるための活動に充てられる。「全日本プロレスにも元大阪プロレスの選手にも、素晴らしい選手がたくさんいる。そんな選手をたくさん集めて、大阪のファンに夢を与えたいと思いました」と、開催に至った経緯を説明した。

 秋山準(46)、諏訪魔(39)といった全日本所属選手のほか、バッファロー(41)、元タイガースマスクの丸山敦(39)などの元大阪プロ戦士ら総勢40人近くが参戦する予定。来月フリーに転向する鈴木鼓太郎(37)も出場選手に名を連ねる。対戦カードは未定だが「元大阪プロレスの選手が全日本の選手と当たる形になります。勝てるのか全滅するのか。ボクは全日本の一員として出ます」。

 大阪プロは昨年4月に所属選手が大量離脱。くしくも、全日本も10月以降に4人の退団者が出て、厳しい状況に陥っている。だからこそ「みんなの力で満員にして、大観衆の中で試合をしてほしい。年末の大阪一の祭りにしてみせますわ」と、自慢の大胸筋をピクつかせながら、祭典を大成功に導くことを約束した。