【天龍引退興行:第4試合】日本プロレスからの因縁が続く、73歳のグレート小鹿と67歳のザ・グレート・カブキの抗争が会場を沸かせた。新弟子時代だった50年前にしごかれたことを根に持つカブキと、その記憶を都合よく塗り替え続ける小鹿は6人タッグ戦で激突。序盤から140歳対決と思えぬ激しい打撃戦。小鹿がナックルパートからラリアートを狙うと、カブキが毒霧で迎撃。試合後も乱闘を繰り広げた…。試合はカブキ組の勝利。ともあれ、天龍の引退興行に花を添えたカブキは「(試合が)やれたということは、うれしいですよ」と感激の面持ち。小鹿は「昭和のにおいのするレスラーが、また去るのは、いい気分じゃない。本心では『バカヤロー』だよ」と引退を惜しんでいた。