ファースト・オン・ステージ(FOS)は6日、都内で会見を開き、来年2月13日にミャンマー初のプロレス大会「ミャンマー水害復興義援チャリティープロレス大会」(ヤンゴン市ミャンマー国立競技場)を開催することを発表した。

 FOSの中村祥之代表(49)が2年前にテレビ局の仕事で同地を訪れた際に「プロレスで元気、希望が与えられる」と感じたのがキッカケで、現地関係者と調整を行い、正式に開催許可が下りた。同国にはプロレスの文化はなかったが、約1年前から米国「WWE」の放送が始まったことと、伝統的格闘技「ラウェイ」が盛んなことから、プロレス文化が根付く余地はあると判断。この大会をキッカケに力道山やタイガーマスクのような同国のヒーローを生み出したいという。

 また、同競技場は収容人数が6万人で、中村氏は「日本を含め、世界5か国から20~24人の間で選手を呼んで、7~8試合を予定しています。現地で女子プロレスを見たいという声もありますので、1試合か2試合は女子の試合も組みたい」と話した。

 外国人選手の招聘には、世界にルートを持つIGFのサイモン猪木取締役の協力も取り付けたという。

 同国全土は今夏、洪水の被害に見舞われており、大会の利益は被災者に寄付される予定だ。