東京女子プロレスに参戦中の「初代スケバンレスラー」赤宮サキ(自称17)の“非行現場”を4日、本紙が独占キャッチした。正体不明とされる鉄仮面姿のスケバンは、何と都内で白昼堂々パチンコに興じ大勝。本紙の取材からは逃走した。しかしその直後、赤宮に酷似するタレント兼プロレスラーの赤井沙希(28)が札束を握り締める姿が…。一体どうなっているのか。

 のどかな昼下がりのパチンコ店で、衝撃的な光景が繰り広げられていた。目撃情報を受けた本紙が現場に向かうと、鉄仮面で顔を覆われたセーラー服姿の女子高生が、白昼堂々とパチンコに興じていたのだ。しかも「爆勝ち」とも呼ぶべき驚異的な出玉だ…。

 昼間から学校をサボってうんぬんは問題ではない。そもそもこんな奇怪な女子高生は「初代スケバンレスラー」赤宮しかいないのだ。1980年代の人気ドラマ「スケバン刑事」の主人公・麻宮サキと1文字違いの赤宮は、10月の東京女子王子大会でデビュー。その容姿は昨年東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で新人賞を受賞した赤井に酷似していたが、正体は一切不明とされていた。

 しばらく赤宮の素行不良ぶりをうかがっていると「今日はまっことのうがええのう(注・本当に調子がいい)」と土佐弁でポツリ。その声は赤井にソックリだった。身長も赤井と同じ174センチほどありそうだが、同一人物という確証はない。

 ならばと取材を申し込んだその瞬間、大勝を邪魔されたからか赤宮は「おまんら、許さんぜよ!」と不機嫌そうに吐き捨て逃走。あっという間に姿を消してしまった。

 話はそれだけでは終わらない。本紙取材陣が途方に暮れていると何と近隣の「TUCショップ」には、ほっこり顔で札束を握り締める赤井の姿が…。赤井は「あら、こんなところで偶然! え? パチンコ? 何のことですか?」と明らかに動揺しつつも、赤宮との関係については「気にはなっていたけど、よくは知らないですね。でも女子の大きい選手ってなかなかいないので、いつか試合できたらいいなあって。次の東京女子の大会(7日、横浜ラジアントホール)はスケジュールが合えば見に行きたいです」と同一人物説を否定した。

 単なる偶然には思えないが、結局赤宮の正体は謎のまま。「それより東スポさんにはいつもお世話になっているので、今日はごちそうしちゃおうかな」と、この日は妙に羽振りが良かった赤井。焼き肉代が“口止め料”だった気がしないでもない。