3冠奪取の秋山 王道マット復興へ不退転の決意

2015年11月02日 16時00分

曙(左)に強烈なランニングニーを決め勝利した秋山

<全日本1日・弘前大会>10月9日に46歳になった秋山が、2012年8月に王座陥落して以来、約3年2か月ぶりに2度目の3冠王座奪取に成功した。

 

 王道トーナメント決勝戦(9月26日、後楽園)以来の一騎打ちは、序盤から苦しい展開。重い張り手1発で場外まで吹っ飛ばされると、200キロ近い体重が満身創痍の体にのしかかった。それでもヨコヅナインパクトだけは許さず、12分過ぎにコーナーからのダイビングニーを成功させると、一気に勝負に出た。この日は2度も失敗に終わっていたエクスプロイダーの体勢に入る。

 

 大「秋山コール」に背中を押されるように、3度目でようやく成功。ここから頭部にヒザ蹴り4連発を叩き込むと、最後は渾身のランニングニーで勝利を奪った。

 

「うれしさより、責任感の方を感じている」。試合後、新王者の口から出たのは団体を引っ張る不退転の言葉だった。エース潮﨑豪の退団など、団体を取り巻く環境は厳しい。

 

 だからこそ自分と同じように社長、そして王者として団体をけん引した大先輩・三沢さんを見習い、自分を奮い立たせたかった。

 

「俺が23年やってる中で今の全日本は底辺かもしれない。でも這い上がっていけばいいと思う。このベルトの歴史も作っていかないと」。王道マット復興に向け、秋山は全身全霊で立ち向かう覚悟だ。