アレクサンダー大塚(44)のデビュー20周年記念大会が28日、東京・後楽園ホールで行われ、バトラーツ時代にモハメド・ヨネ(39=ノア)と結成した「ラブ・ウォリアーズ」を限定復活。船木誠勝(46)、杉浦貴(45=ノア)組と激突した。

 大塚は虚を突いた投げっぱなしジャーマンで船木を挑発。さらに、杉浦にも頭突きをかまし「ゴンッ」と鈍い音を会場に響かせた。しかし、船木と2度目の遭遇では、怒りのミドルキックを食らい悶絶。3度目のマッチアップでは自らを祝うようなジャイアントスイング「20」回転で船木を追い込む場面もあったが、最後はハイブリッドブラスターから裸絞めで葬られ、記念試合を白星で飾ることはできなかった。

 それでも、試合後にタレントの山田邦子(55)、初代タイガーマスクこと佐山聡(57)らから祝福を受けると、涙が止まらない。「20年立っていられたのは佐山さんをはじめレジェンドのおかげ。10年ぐらいでかっこよく去りたかったが、長くやることの素晴らしさを教えてくれた」と感無量の様子で話した。