女子プロレス「スターダム」のエース・紫雷イオ(25)が26日、里村明衣子(35=センダイガールズ)に奪われたワールド・オブ・スターダム王座奪還を誓った。

 7月に至宝が流出する中、11月12日仙女の東京・後楽園ホール大会では「スターダム対仙女」の6対6勝ち抜き戦が組まれた。イオにとってまたとないチャンス。「ミッションが課せられている。この6対6で爪痕を残して、自分が取り返したい。来年1月が旗揚げ5周年になるので、それまでには」と約束した。

 決戦に向けて27日から福島県内で行う合宿には、なぜか仙女勢も参加することが判明。敵軍と「合同」というのも変な話だが、練習内容で両軍が競う“前哨戦”になる見込み。それでも「探り合いじゃないけど、相手の出方を見たい」と“007”役を買って出る。

 気力が充実しているのは、米国ツアー(現地時間16日、18日)の影響が大きい。「自分のスタイルが世界レベルで通用するか確かめたかったが、ドンピシャでヒットした。全米制覇も狙う」。イオが団体の窮地を救う。