DDT25日の東京・後楽園ホール大会で、KO―D無差別級王者の坂口征夫(42)がHARASHIMA(年齢非公表)の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。

 当初は総選挙2位の飯伏幸太(33=DDT・新日本)との王座戦が予定されていたが、この日になって飯伏が高熱を理由に欠場。同3位のHARASHIMAの繰り上がり挑戦を受けた。

 挑戦者の執拗な足攻めを耐え抜いた坂口は、蒼魔刀にカウンターのジャンピングミドルキックでペースを握る。最後はナックルパートをかわしての「神の右膝」2連発で3カウント。

 急きょ対戦相手が変更されるハプニングも乗り越えての防衛。それでも今回消滅した飯伏との初シングル実現を見据え「機会があったら、自分の前に立つならやってやる。逃げんなよ。待ってるからな」と言い切った。

 いずれにせよ、これで坂口はDDT初の大阪ビッグマッチとなる11月28日エディオンアリーナ大阪大会で総選挙1位・木高イサミ(34=プロレスリングBASARA)とのV3戦が正式に決定。「ようやく、今度こそアンタの首、取ってやるから。殺る気モードで行くので覚悟してください」と宣戦布告した坂口に木高も「殺すと書かない方の『やってやる』でそのベルトを取ります」と応じ、一触即発ムードが漂った。