全日本プロレスは28日、横浜市内の事務所で会見を開き、当サイト既報通り団体のエースであり前3冠ヘビー級王者の潮崎豪(33)が、30日付で退団することを正式発表した。10月1日からはフリーになる。

 会見冒頭で秋山準社長(45)は「一部報道にありましたように、弊社所属・潮崎豪選手が9月末で契約を満了し、フリーとして頑張っていくことをご報告したいと思います」と発表。既にカードが発表されていた10月4日の東京・羽村大会だけはフリーとして参戦し、これが“全日本ラストマッチ”になる。

 今後の参戦については「すぐにウチのリングに上がったら、区切りがつかないと思う」(同社長)と白紙であることを強調。「10月からは自分が思うように頑張ってもらいたいなと思っています。全日本にとっては戦力ダウンですけど、コイツならやれるだろうと思っていますから」とエールを送った。

 また、潮崎は「全日本のリングでは3冠(ヘビー級王座)も巻くことができ、貴重な経験ができた2年半でした。ここで自分の可能性を広めたいと思い(秋山社長に)相談したところ、承諾していただき、退団となりました。夢を実現できるよう、必死でやっていきます」と決意を口にした。

 また今後については「何も決まっているものはない。各団体からオファーがあれば? 自分にとってどうなのか考えて、上がりたいと思います。この対戦が見てみたいというものも生まれてくると思うので、(フリーになることで)どういう反応があるのか受けてみたい」と話した。

 なお、宮原健斗と保持していた世界タッグ王座は返上した。