内藤哲也(33)は柴田勝頼(35)との遺恨対決を制してG1クライマックス公式戦の雪辱を果たした。

 メキシコCMLLのロス・インゴベルナブレス加入後に悪の道へ走った内藤は、連日の乱闘で遺恨が最高潮に達した柴田と激突。

 荒々しい打撃に大苦戦を強いられたが、レフェリーの目を盗んだ金的攻撃2連発でスリーパーホールドから脱出に成功する。最後は強烈な張り手から必殺のデスティーノ(変型裏DDT)を決めて3カウントを奪ってみせた。

 神戸に大ブーイングをもたらした内藤は試合後のバックステージでも柴田と乱闘を繰り広げたが「一番めんどうくせえヤツを片付けた」と勝利宣言。

 10月両国大会では棚橋の持つ権利証挑戦が決定的で「もう1回とかリマッチはなし。次勝った方が東京ドーム(のIWGP挑戦者)にしようよ」と宣戦布告を放った。