“炎の飛龍”藤波辰爾(61=ドラディション)が25日、都内で会見し、WWE殿堂「ホール・オブ・フェーム」入りの記念シリーズ3大会(10月1日=東京・後楽園ホール、同3日=大阪・テクスピア大阪、同4日=福岡・博多スターレーン)の欠場を発表した。

 26年前から椎間板ヘルニアで腰に爆弾を抱えていた藤波だが、最近になって脊柱管狭窄症も併発。8月下旬に主治医からの助言もあり、メスを入れることを決断した。9月3日に極秘で手術しリハビリを行ってきたが、記念シリーズの出場はかなわなかった。「欠場という部分で断腸の思いです。内緒で受けていましたが、難しい部分の手術だったということでご了承いただきたい」と頭を下げた。術後の経過は順調で、シリーズには同行してファンサービスに努める。

 また、藤波のカードは息子のLEONA(22)が「ここでボクが出なければ藤波辰爾の2世として戦う以上、引っ込みがつかない部分がある」と直訴し、代わりを務めることになった。

 復帰のメドは未定ながらも、既に参戦が発表されている10月31日W―1後楽園大会への出場を目指すという。