【ノア・大阪】みのるV4!杉浦もGHC奪還失敗 田上社長の“進退問題”に発展も

2015年09月20日 16時00分

杉浦(左)の顔面を張るみのる

 ノア19日のエディオンアリーナ大阪大会で行われたGHCヘビー級選手権は、王者の鈴木みのる(47)が挑戦者・杉浦貴(45)を下し、V4に成功した。方舟最後のトリデまで敗れ、鈴木軍に奪われた全4王座を半年たっても取り戻せないまま。終わらない最悪事態に田上明社長(54)の責任を問う声が噴出しており“進退問題”にまで発展しそうだ。

 外敵王者の独壇場だった。

 歌手の中村あゆみ(49)が入場テーマ曲「風になれ」を歌う中、威風堂々と登場したみのるは風格すら漂わせていた。“第三者”である新日本プロレスのタイガー服部レフェリーが裁き、両軍ともにセコンドは立ち入り禁止。完全決着ルールで行われた一戦は、決闘と呼ぶにふさわしい展開となった。

 久々に白いタイツを着用して気合十分の杉浦に対し、王者は冷静だった。キックと関節技で着実に右腕にダメージを与えていく。ハイライトは17分過ぎ。5分以上もお互いの顔面にエルボーを打ち続け、意地の張り合いを見せる。みのるがグーパンチでダウンを奪えば、負けじと杉浦もエルボーでダウンを奪い返す。

 しかし25分過ぎ、みのるは張り手の応酬からスリーパー。落ちかけた杉浦にゴッチ式パイルドライバーを決めトドメを刺した。みのるは「たった8人の鈴木軍対その他大勢のノア。この戦い、俺たちの勝ちだ」と勝ち誇った。

 結局、ノアは3月15日の有明大会で鈴木軍に奪われた4大GHC王座を、この日も取り戻すことができなかった。この惨状に、ついに団体内からも「ここまでくると選手だけじゃなくフロントにも責任がある」(ある主力選手)と田上政権に“不信任案”を突き付ける声も出始めた。選手と運営サイドの不協和音が表面化したのだ。

 田上社長は「俺も出ていきたいところだけど、ポンコツが出ていってもなあ…」と困惑の表情を浮かべながら「責任は感じなきゃいけない。そういう声が大きくなったら、取らないといかん」と身を処する決意があることも明かした。団体トップの責任問題にまで発展したノア。もはや出口すら見当たらない。