【メキシコ・カンクン発】アイドル界の“最強パフォーマンスグループ”「℃―ute」(リーダー・矢島舞美=23、中島早貴=21、鈴木愛理=21、岡井千聖=21、萩原舞=19)が、世界選手権13連覇(世界大会16連覇)、個人連勝記録を「200」に伸ばした“霊長類最強の女”レスリング女子53キロ級の吉田沙保里(32=ALSOK)と“最強タッグ”を結成することが分かった。矢島の求めに吉田が「こちらこそ!」と快諾したもの。タッグ結成の場は、東京スポーツ新聞社制定「2015年度プロレス大賞」の授賞式が最有力視されている――。

 ℃―uteは19日(日本時間20日)にメキシコ・メキシコ市の会場「SALA」でライブ「℃―ute Cutie Circuit ~Vamos a Mexico!~」を行う。17日には、番組やDVD撮影のために滞在中のカンクンで、報道陣の取材に応じた。

 メキシコ到着の感想を萩原は「時間をかけてここまで来ました。こんなに遠くにも、私たちを応援してくれるファンがいることに感動です。ライブが楽しみになりました。早くライブしたい!」と胸を躍らせた。

 1300人収容の会場で行われるライブは、チケット発売とほぼ同時に完売。現地ガイドによれば「メキシコでも日本のアイドル文化は注目されています。その中でも℃―uteの人気はすごいですね」と明かす。メキシコメディアの注目度は想像以上に高いようだ。

 そんな大一番を控える℃―uteに、吉田がエールを送った。実は℃―uteが10月28日に発売する新曲「ありがとう~無限のエール~/嵐を起こすんだ」が日本レスリング協会公認ソングとなっている。8月末には、レスリング世界選手権に向けて新潟で合宿していた全日本女子をグループで激励に訪れた。そこで吉田と交流を持ち、“タッグ結成”に向けて動きだしていたのだ。

 吉田からは、こんなメッセージが届けられた。

「℃―uteのみんなはとてもかわいかったです。明るくていい子ばかり。私もメンバーに入りたくなって『6人で℃―uteだよね~』と言っていました。メキシコに行くそうですね。どこに行ってもそこがホームだと思って、自分たちの力を思い切って出せば大丈夫! 自分を信じて、仲間を信じて頑張ってください!」

 この言葉にメンバー一同大感激。矢島は「私たちのライブには“言葉の壁”というプレッシャーがあります。吉田選手は世界を舞台に大きなプレッシャーの中で戦ってきただけに、説得力があります!」と、かなり力づけられたようだ。

 吉田は世界選手権で優勝し世界大会16連覇を達成したが、その後℃―uteはまだ吉田に直接会えていない。矢島は「会ってお話ししたい。いろいろと聞きたいです!」と改めて口にした。

 この“ラブコール”を本紙が吉田に伝えたところ「そんなそんな、私の方こそいろいろ教えてもらうことがあります。これからも一緒に頑張っていきましょう!」と快諾した。

 ℃―uteが吉田とタッグ結成する最高の舞台として、最有力視されているのが、本紙制定の「2015年度プロレス大賞」の授賞式だ。世界選手権13連覇を達成した吉田は「プロレス大賞」の「レスリング特別表彰」受賞が有力視される。

 一方℃―uteは今回のメキシコ滞在中、メキシコプロレス界の“リビング・レジェンド”であるミル・マスカラス(73)と日本とメキシコの交流を目的としたシンポジウムを行う予定がある。

 日本レスリング協会公認ソングを歌ううえ、マスカラスとシンポジウムを行う℃―uteが「プロレス大賞」授賞式に登場しても違和感はないだろう。また吉田は授賞式で、毎年さまざまな男子プロレスラーと“コラボ”するのが恒例となっているが、今年度は℃―uteとの“コラボ”が濃厚。そうなれば吉田の念願でもある「℃―ute」入りも現実味を帯びてきた!?