石井智宏が師匠・天龍に巻き返し誓う

2015年09月16日 16時00分

田口(左)に渾身のエルボーを叩き込む石井

 新日本プロレスの石井智宏(39)が15日、完全復活にかける思いを明かした。NEVER無差別級王座戦で現王者・真壁刀義(42)に屈辱の3連敗を喫するなど苦境が続いているが、11月15日の両国国技館大会で引退する師匠・天龍源一郎(65)の背中を見て、巻き返しの誓いを新たにした。

 

 昨年の東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞で初の殊勲賞を獲得した石井は、今年に入るとまさかの低迷。上半期だけで真壁との王座戦に3連敗し、G1クライマックスでもブロック敗退に終わった。

 

 それでも石井は「真壁に負けっぱなしでは前に進めない。半面どういう防衛ロードなのか見てみたい葛藤はあるけどね」とキッパリ。23日の岡山大会で真壁は飯伏幸太(33)とのV2戦を控えており、その試合を強烈に意識した上で、代名詞だったNEVER王座戦線再出撃も虎視眈々と狙っている。

 

 不屈の闘志にさらに油を注ぐような出来事もあった。今シリーズ開幕戦直前の2日には、天龍プロジェクト後楽園大会に参戦。

 

 天龍が引退を表明してから初めての同団体出場となった石井は、セミのタッグ戦で勝利を収めると、メーンに登場した師匠のファイトを目に焼き付けた。

 

「あれだけ体が言うことをきかない、満身創痍なのに、魂のこもったプロレスをしてて。そういう意味での刺激はあった」。自身も度重なる首や右肩の負傷を抱えながら戦ってきただけに、言葉ではなく背中で“龍魂”を示す天龍の姿を見て、プロレスラーとしての原点を思い出すのも無理はなかった。

 

 この日の新潟・新発田大会ではタッグ戦に出撃。持ち前の無骨なファイトスタイルで観衆を魅了した。2年連続となるプロレス大賞授賞式の席で天龍とのツーショットを公約に掲げる石井は、下半期の逆襲に燃えている。