19日の大阪大会で行われる、鈴木みのる(47)対杉浦貴(45)のGHCヘビー級戦で採用される特別ルールが14日に発表された。時間無制限1本勝負で、勝敗は3カウント、KO、ギブアップの完全決着戦となる。また両者のセコンドは認めず、鉄柵内に入ることを一切禁止。メーンレフェリーのほかサブレフェリー3人をリング外に配置することになった。

 この日のメーンで両雄は6人タッグ戦(杉浦、レイモンド・ロウ、ハンソン組対みのる、ランス・アーチャー、デイビーボーイ・スミスJr.組)で前哨対決。互いにツバを吐きかけるなど、感情ムキ出しで激しくやり合った。

 また大阪大会でアーチャー、スミス組のGHCタッグ王座に挑戦するROHの凶獣ロウ、ハンソン組もノア初マットで大暴れ。「対鈴木軍」でノアとの共闘を決めた凶獣コンビは、観衆からの大歓声を受けて空中殺法も披露。王者の2人を追い込むと、最後は合体式ギロチンドロップでアーチャーを沈めた。「あの2人に感謝。みんながモヤモヤした気持ちを大阪で吹っ飛ばす」(杉浦)。ノア軍に追い風が吹いてきた。