世界最大のプロレス団体・WWEが、女子プロレスラー・華名(33)と専属契約を結んだと発表した。今月下旬に渡米し、元ノアのKENTAことヒデオ・イタミ(34)も所属する育成ブランド「NXT」でデビューを目指す。現在は世界でたった1人の“ジャパニーズ・ディーバ”となった華名が本紙の直撃に答えた。

 ――契約の経緯は

 華名:デビューして約10年、日本ではやりつくした感覚があった。そんな時、WWEからスカウトしてもらい、これまで培ったキャリアやスキルを生かすチャンスと考えました。

 ――不安は

 華名:(キッパリと)全くない。最高峰のリングに上がることにプレッシャーはあるけど、私はプレッシャーがあるほどそれをエネルギーにするタイプなので(笑い)。

 ――7月には「カナプロマニア」(9月15日、後楽園)をもってレスラー活動を停止すると突然発表し、臆測を呼んだ

 華名:今までこの話ができず心苦しかった(笑い)。体の心配をされた方もいたので。当日はファンに報告をしたいと思っています。

 ――8月22日(日本時間23日)にニューヨークで開催されたNXT「テイクオーバー」ではリック・フレアーと並んで観戦する姿が放映された

 華名:偶然見に行っただけですよ。でも開始前からお客さんの興奮がすごい。「これは日本と違う」と感じました。もちろんパフォーマンスが素晴らしいからそうなっているんだと思います。

 ――キャラクターやリングネームも変わる

 華名:いくつか考えているものがあります。WWEに却下されるかもしれませんが、何度でもアプローチしたい。

 ――日本人女性としてはKENSOのマネジャー・ヒロコ(現船橋市議の鈴木浩子氏)以来、10年ぶりの契約。ブル中野(元WWF世界女子王者)以来、21年ぶりの王座奪取にも期待がかかる

 華名:世界のWWEファンを楽しませること。それができればNXT女子のベルトは「いずれ取れるやろな」って感じですね。

 ――日本のファンに

 華名:ディーバの日本代表として誇りに思えるような活躍しますのでお楽しみに。来年の日本公演? もちろん凱旋します! そこでタイトルマッチができたら最高ですね。