米最大のプロレス団体「WWE」が8日、都内で会見を開き女子プロレスラー・華名(33)と専属契約したことを発表した。WWE日本人ディーバ(女子レスラー)は、鈴木浩子氏(現千葉県船橋市議=41)以来、約10年ぶり。華名は元ノアのKENTAことヒデオ・イタミ(34)の所属する下部ブランド「NXT」でデビューを目指す。

 華名は7月9日に突然、自主興行「カナプロマニア:パルス」(15日、東京・後楽園ホール)をもってすべてのレスラー活動の停止を発表。さまざまな臆測を呼んだが、8月23日(現地時間22日)に米ニューヨークで行われた「NXT テイクオーバー」に姿を現し、リック・フレアー(66)と最前列で観戦する姿が全世界に放送されていた。

 会見に出席した華名は「デビューしてから団体に所属せずにやってきたが、後楽園での自主興行を成功させ、やりつくした部分もあった。そんな中、WWEから突然スカウトしていただいた。WWEを愛する方のために、私自身をささげ、キャリアのゴールにしたい」と決意を語った。

 WWEの最高執行役員・トリプルH(46)は「華名をNXTの一員として迎えることができて、非常に興奮しています。彼女のリング上でのエキサイティングなファイトスタイルは、NXTの女子部門に大きなインパクトを与えることでしょう」とコメントしている。