ノアの小峠篤司(29)が2日、悲壮な決意を口にした。「ジュニアタッグリーグ戦」(5日、東京・ディファ有明で開幕)では原田大輔(28)と「桃の青春タッグ」を約4年ぶりに再結成する。2人が大阪プロレス所属時代は大阪プロレスタッグ王座を獲得した名コンビで、ノア移籍後に敵対するようになってから組むのは初めてだ。

 だが「正直、ボクらのタッグを知らない人が多いんですよ。大阪と東京の団体では知名度が違うし…」と漏らす。しかも、当時と体重を比べると小峠が10キロ増え、一方の原田は10キロ減った。2人のバランスが崩れているため、合体技やコンビネーションがどこまで出せるかも未知数という。

 そんな状況にもかかわらず、GHCジュニアヘビー級前王者と2代前の王者である2人は、リーグ戦優勝だけではなく、鈴木軍に流出しているGHCジュニアタッグ王座(王者はTAKAみちのく、エル・デスペラード組)奪還が責務となる。「取り返すためにリーグ戦にトライするけど、組むリスクはある。実績つくれなかったら終わりやし、二度と組むことはないだろうから…」とネガティブなコメントに終始しながらも前を向いた。