【ニューヨーク州ブルックリン22日(日本時間23日)発】WWE・NXTの「テイクオーバー」大会が現地のバークレイズ・センターで開催され、新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーがタイラー・ブリーズ(27)を一蹴。WWE初参戦で超満員の場内を熱狂させた。

「シューティングスタープレスの祖」としてWWEファンからもレジェンド扱いを受けているライガー。入場時は実況アナウンサーが「奇跡的、歴史的な瞬間だ!」と絶叫するほどだった。ブリーズの変則的な間の取り方に手を焼いたものの、ライガーはアッパー気味の掌打でリング下に叩き落とすや、場外へサマーソルトドロップ一閃。リングに戻すと豪快なライガーボムを決めて文句なしの3カウントを奪った。

 超満員1万3000人の大観衆は、日本から来たジュニアのレジェンドに総立ちで嵐のような拍手。ライガーは深々と角の生えた頭を下げ、感謝の意を表していた。