天龍プロジェクトの９月２日東京・後楽園ホール大会に参戦する“悪魔仮面”ケンドー・カシン（４７）があらぬ方向に得意の“毒ガス”を噴射した。

　カシンは「大将最後の後楽園に出場できるなんて、覆面レスラーになって本当によかった。両国の引退試合も呼んでいただければ光栄です…」と、まずはマスクの上から涙を拭うそぶりを見せた。

　小川良成との技巧派初対決（カシン、新井健一郎組対小川、ＮＯＳＡＷＡ論外組）にファンの注目度も高い。しかしカードに話が及ぶや「そんなの初耳だ。小川とは聞いたが、俺は小川直也だと思っていた。陰謀だ。嶋田紋奈代表に説明していただきたい。話が違う」と難クセをつけ始めた。

　紋奈代表が中学時代にカシンの追っかけだった話は有名だが、ヘソ曲がり男は「知らん。今になってカミングアウトしてるようだが、当時は話しかけられたこともない。本当に俺のファンだったのか？　それも陰謀だろう。俺が知っているのは紋奈代表の友達が当時ジュニアの…（以下聞くに堪えない誹謗中傷のため略）」と止まらない。

　さらには「本当にファンだったというのなら後楽園のリングサイドで俺の試合を観戦しろ」とまで要求。紋奈代表が姿を見せれば何らかの狼藉（ろうぜき）を働くことは必至だが…。

「一度だけ『鮨處しま田』（天龍が経営していたすし屋）に行ったが高くてかっぱ巻きしか食えなかった。でも大将は尊敬してます、ハイ」と最後まで独特の論調で天龍愛を語ったカシン。最後の後楽園でも問題を起こしそうだ。