次は「10倍返し」じゃ! 邪道・大仁田厚(64)が、電流爆破戦を〝強行開催〟した。

 13日のJ1川崎―京都戦(等々力)が台風8号の影響で中止になったことを受けて、試合前に予定していた「どう考えてもJリーグ史上初! 電流爆破マッチ」も開催を断念。大仁田は川崎の公式ツイッターを通じ「試合が中止になりました」とコメントを寄せたが、舞台裏では〝風向き〟が大きく変わっていた。

 メッセージ動画の撮影中、ミスター・ポーゴ、怨霊、宮本裕向、ミス・モンゴルらが大仁田を襲撃。これを制止しようとするレフェリーに対し、宮本が竹刀で制裁を加えて突如「ノーピープル電流爆破マッチ」に発展した。大仁田は不意を突かれながらも、持参した電流爆破バットで怨霊を一蹴。しかし、ポーゴ、宮本の攻撃を回避することができず被弾してしまった。

「ノーピープル――」といえば、1992年6月23日に関ヶ原で大仁田がタイガー・ジェット・シンと激突している。今回は偶発的かつ突発的であったが、30年ぶりの〝開催〟となったのは運命のいたずらか…。

 雨にも風にも負けなかった大仁田は「次につなげるためには何かを残していかないと。俺は必ず大勢のみんなの前でやろうと思っている。何事も『0』から始まるから、今日はその第一歩といったところかな」と強行した意図を説明。もちろん次回は未定だが「来年こそはリベンジ」との思いが強いのだ。

「あきらめちゃダメだということ。川崎フロンターレファンの皆さんには、今日の10倍の電流爆破をお見せしますよ」と、邪道が等々力で再びバットを握ることを約束した。