新日本プロレスの真夏の祭典「G1クライマックス」は16日、東京・両国国技館大会で最終日を迎え、棚橋弘至が中邑真輔との優勝決定戦を制して8年ぶり2度目の制覇を果たした。

 互いに2度目の優勝をかけて臨んだ一戦は、序盤からお互いに様子を見る展開だったが、20分過ぎから壮絶な展開となる。30分経過…雪崩式ランドスライドを狙った中邑に対し、棚橋はコーナーポスト上で踏みとどまると強引なハイフライ弾で再逆転。ドラゴンスープレックスからハイフライフロー2連発につなぎ、死闘に終止符を打った。

 32分15秒。G1決勝の舞台では初めて実現したライバル決戦を制した棚橋は、開幕前の公約を果たし「エース復権」を証明した。