引退発表の佐藤嘉洋 第2の人生は「直木賞」狙い

2015年07月22日 16時00分

佐藤はすがすがしい表情で引退を表明した

 立ち技格闘技「K―1」と「Krush」で活躍したキックボクサー、佐藤嘉洋(34=名古屋JKファクトリー)が21日、都内で行われたKrushの公開会見に出席し、現役を引退することを発表した。

 

「80戦まで世界一を目指してやってきましたが、初めて衰えを感じた。できれば新しいK―1が盛り上がり、もう一度日の目を見たかったなという悔しい気持ちはある」と無念の思いを断ち切るように話した。

 

 8月22日に佐藤の地元で行われる「Krush.57」(名古屋国際会議場イベントホール)で引退セレモニーが開催されることになったが「来年のK―1で魔裟斗さんと引退試合をやりたい。エキシビションでもいいので。無理なら引退試合はやらなくていい」と熱望。2008年10月のK―1MAXで対戦(判定負け)した当時のライバルに呼びかける場面もあった。

 

 一方で、早くも次なる野望を抱く。「直木賞か本屋大賞を狙いたい。(お笑いコンビ、ピースの又吉直樹が)芸人では初の芥川賞を受賞されましたし、元格闘家として初の受賞を目指します」。本紙で一日記者体験をしたこともある佐藤は文才があり、13年3月に大手出版社からエッセーを出版した。2作目の執筆に取り掛かっており、格闘技を題材にした作品で賞を狙うという。第2の人生にも期待がかかりそうだ。