新格闘技イベント「巌流島」は、大会2日前にCS「フジテレビNEXT」での放送が突然打ち切られる緊急事態に見舞われた。

 谷川貞治広報部長(53)は本戦の全11試合を終え、「いい試合も多くて、巌流島の可能性を示せた大会だったと思います」と総括したが、フジテレビへの不満が消えることはない。

「進展はないです。イベントは続けますけど、実行委員会というものは考え直さないといけない。新しいパートナーは見つけないといけない。金銭的には放映権がもらえているというわけではないので変わらないんですが、メディアというものが格闘技復興(には重要)」と今後は大幅な見直しを余儀なくされる。

 格闘界では大みそかに旧PRIDE系イベントの復活が噂されているが、谷川広報は「僕は大みそかにあまりこだわりはない。負け惜しみではなく、そこを目指す意味は分からないので」と語った。

 今後の巌流島は9~10月に道場マッチを予定し、年末か年明けのイベント開催を目指すという。