K―1佐藤嘉洋が電撃引退

2015年07月18日 13時00分

長くキックの第一線で活躍してきた佐藤がグローブを置く

 立ち技格闘技の「K―1」と「Krush」で活躍するキックボクサー、佐藤嘉洋(34=名古屋JKファクトリー)が現役を引退することが本紙の取材で明らかになった。かつては魔裟斗(36)のライバルとして活躍したが、世代交代の波には勝てなかった。

 

 K―1関係者によると、佐藤が去就について悩んでいたのは5月のこと。今年は1月のK―1と5月のKrushに出場したが、ともにKO負けを喫していた。特に5月の試合後は限界を感じ、周囲にも「自分の戦いができなくなった」「一番の強みだった丈夫さがなくなっていた」と漏らし、当初は1年間の長期休養に入る予定だった。

 

 だが所属ジムの小森次郎会長に相談したところ「すごい実績を残したし、もういいんじゃないのか。決めたほうがいい」と背中を押され、6月中旬に引退の意思を固めたという。1998年にプロデビューし、これまでの通算成績は80戦54勝(20KO)25敗1分けと格闘家としては異例ともいえる試合数をこなしてきた。K―1MAXでは2度日本王者に輝き、魔裟斗らと全盛期を支えた。

 

 一方で地元の名古屋ではサッカーJ1名古屋時代の日本代表FW本田圭佑や同DF吉田麻也と親交があったほか、なぜか新日本プロレスの永田裕志とも意気投合。合同特訓を通じ「K―1青義軍」を名乗るなど、話題に事欠かない選手だった。

 

 本紙直撃に佐藤は「今後について結論は出せましたので、来週の会見で報告します。詳しくはそこで」とだけ話し、引退を否定しなかった。21日には「GSPメディアセンター」(東京・新宿区)で行われるKrushの会見に出席する。一般公開で行われるため、その場で直接ファンに伝える模様だ。

 

 今後については未定だが、名古屋ではジムに接骨院、喫茶店を経営しており、まずはこれらに専念するものとみられる。